2016年5月30日月曜日

George Harrison 慈愛の輝き 日本盤

しばらくサボってました。
 ということで久々の投稿1発目は 
George Harrison
原題 「George Harrison」
邦題 「慈愛の輝き」

 最近ではジョージの最高傑作とも言われてますね。
Love Comes To Everyoneの歌詞なんかはジョージの全てが詰まっていると言っても過言ではない程の素晴らしさです。

 今回は日本オリジナル盤について書きます。 
正直な話、日本盤ということで音質面は期待していませんでした。
 ところがどっこい!
凄まじい音圧と音の分離の良さに思わず「えっ!?」と声が出ました。
 高域がキツくなる部分は皆無です。
ベースやバスドラムもローミドルがしっかり出ているおかげで輪郭のあるハッキリした音が出ます。
とにかく全ての音がハッキリと聴こえます。

 まさかこれほどとは! 

マトリックスナンバーを確認しましたところ、日本盤らしい表記と一緒に手書きの「STRAWBERRY」という刻印がありました。

 これはまさか!? 

英国の「Strawberry Studios」でラッカー盤がカッティングされたことを示しているのでしょうか!?
もしそうなのであれば英国から輸入したメタルマザーを使って日本でプレスしたことになります。
70年代中盤から結構あったようですね。
 ということは日本オリジナル盤の音=UKオリジナル盤の音と言っても問題ないはずです。
 真相は謎ですが、UK盤の音に日本盤と近い傾向があるならこの説は間違いないと言えるでしょう。

 その後USオリジナル盤を聴いてみましたが、感想は「う〜ん・・・。」でした。
 我が家の設備では高域が少しキンキンで低音がイマイチ響かない印象を受けました。
 音の分離も日本盤に比べると少し良くないように感じました。 

因みにUKオリジナル盤は所有していないので音質はわかりません。
 「STRAWBERRY」の刻印があるかどうかさえわかりません。
もしかしたらUKオリジナル盤の方がいい音が出るのかもしれませんが私には今のところ日本オリジナル盤で十分です。
 でもUK盤を聴いてみたいというのも事実で・・・。
もしお持ちの方がいらっしゃいましたら日本盤と聴き比べた感想をコメントに書いて頂けたら幸いです。

 それでは、また!
 写真はまた後日貼り付けます。

 オーディオ機器
スピーカー Altec Dig
プリアンプ Quad 44
メインアンプ Quad 405-2
ターンテーブル Denon DP-790 カートリッジ純正

2014年9月20日土曜日

Graham Central Station ビルボードライブ東京 2014年5月4日(日) 1st Stage

今年(2014年)の5/4(Sun)にビルボードライブ東京で行われた
「Graham Central Station」
のライブについて思い出して書いてみようと思います。
確か見たのはEarly Showだったはずです。

まず登場から驚かされました!
バックのバンドが演奏を始めたかと思ったら2階席からベースを弾きながらラリーさんが登場して僕の目の前でも豪快なスラップを見せてくれました。
本当に手を伸ばせば届く距離でした!
でも手を伸ばしたりしませんよ(笑)。

ライブはまさにエンターテイメントという感じでした。
1曲目でラリーさんが声を発した瞬間から会場はざわつき始めました。
本当に楽しいライブでステージ前のお客さんは跳んで跳ねて大騒ぎ!
最新アルバムの曲と往年の曲を織り混ぜたセットリストで当然スライナンバーも、ちらほらり。

1 Throwing Down The Funk
2 It Ain't No Fun To Me
3 It's Alright
4 Higher Ground
5 You've Got The Love
6 One In A Million You
7 Dance To The Music
8 The Jam
9 Thank You
[Encore]
10 1999
11 I Want Take You Higher

I Want Take You Higherでは大合唱でした。
最後はタンバリンを叩きながらメンバー全員列になって2階まで上がって会場を去って行きました。
姿が見えなくなってからもしばらくタンバリンの音が聴こえました(笑)。
終わったかと思わせておいて「パン!パン!」という感じに叩くのです。
僕も含めお客さんに大ウケでした(笑)。

とまぁ、こんな感じです。
演奏については僕が解説するよりも最近のライブの映像を見るのが一番いいかと思います。
ライブに行くと本当に楽しませてくれますよ。
写真はLarry Grahamのベースです。
カッコE~!

2014年9月11日木曜日

Johnny Winter 「Step Back」

つい先日発売されたJohnny Winterのニューアルバムです。
残念なことにこれが遺作となってしまいました。
2014年7月16日にこのアルバムの発売を見届けること無く、天に召されてしまいました。
突然の訃報に驚き、情報源も不確かな感じだったので誤報であることを願いましたが叶いませんでした。

今年の4月20日の六本木EXシアターでのライブを見に行った時に2012年のJapan Blues Soul Carnivalで見た時よりも明らかに衰弱しているように感じました。
ちょっと風邪ぎみだったのか鼻をすすっておられました(笑)。

それはさておき、アルバムの内容ですが、ジョニーがそこで歌って演奏しているように感じる音です。

聴けばハッキリわかりますが、亡くなったことが信じられないくらいに歌もギターもバリバリにサえてます!
それゆえに本当に悔やまれます。

解説云々の余計なことを言うよりもまず聴いて頂いた方がいいと思います!
ジョニーが特に好きな曲を選んで録音したそうなので絶対に損はしませんよ。
でもこのルーツ・シリーズもっと聴きたかったなぁ。
日本盤はサイン入りのギター・ピックが初回特典として封入されています。
一瞬ドキッとしましたが、本物なわけ無いですよね(笑)。
写真右側のDickey Bettsのピックのような感じです。
当方の物は黒のピックに白字でしたが、色違いが入っていることもあるのでしょうか?
確かに色違いは存在します。

R.I.P Johnny.

2014年9月4日木曜日

George Harrison 「The Apple Years 1968-75 Box Set」

とうとう告知されましたね!
George Harrison「The Apple Years 1968-75 Box Set」

thenewno2のFacebookページで発売をほのめかすような投稿があってから約1ヶ月!
待ってました!

噂の種である
「The Dark Horse Years 1976-92」
の箱に「GHBOX 1」と表記されたように
「GHBOX 2」との表記はされるのでしょうか?

プロモーションビデオを見る限りではAll Things Must Passも含めて全て紙ジャケットのようです。

Dark HorseとExtra Textureのインナースリーブに角カットがあったらマニアはもっと喜びますよね。
前述のビデオでは確認出来ません(泣)。

それはとにかくボーナストラックとDVDについてちょっと書いてみます。

Wonderwall Music
「In The First Place」
今まではRemo Fourの日本未発売のシングル盤でしか聴けなかった曲です。
シングル用のミックスと映画用のミックスが存在しますが、収録されるのはおそらく前者だと思います。

「Almost Shankara」
映画にもサウンドトラックにも使われなかった未発表曲です!
ご存知の方もいらっしゃったかもしれませんが、当方は存在さえも知りませんでした。
お恥ずかしい・・・。

「The Inner Light」
Beatlesファンはご存知、Lady Madonnaのシングル盤のB面曲です。
どうやら未発表テイクが収録されるようです。
Wonderwall Musicのレコーディングセッションの余り時間に録音されたという話はあまりにも有名です。


Living In The Material World
「Bangladesh」
当時のシングル盤とApple Yearsのベスト盤に収録されたテイクと同じだと思いますが、リミックスと表記されています。

Dark Horse
「I Don't Care Anymore」
Dark Horseのシングル盤のB面曲です。
初CD化です!

「Dark Horse」
アコースティックデモです。
1975年のラジオで放送された音源で、まだ声が嗄れる前の録音です。

Extra Texture
アルバムその物が初リマスターだと思います。
「This Guitar」
1992年にDave Stewart, Bob Geldof, Chucho Merchanともに録音されたDave Stewartの為のデモテイクにRingo Starrのドラム、Dhani Harrisonのギター、Kara Dioguardiのボーカルを新たにオーバーダヴィングした音源だそうです。
1992年のレコーディングセッションは30分弱の映像がChucho Merchan本人によってYou Tubeにあげられていますね。

ボーナスDVDは1974年のツアーの映像が収録されるのでは!?
という噂もありましたが、内容の半分以上が2006年に発売されたLiving In The Material Worldのデラックスエディションに付属しているDVDと同じです。

Give Me Loveの日本公演の映像が前述のDVDに収録されている映像とは別の物であることを期待しつつ・・・。
無いだろうなぁ。

ブートでお馴染みのDing Dong, Ding DongのPVやDark Horseのプロモーションクリップがさらなる高画質で見れるのは嬉しいですね。

と、まぁ内容はこんな感じです。

Dark Horseのボーナストラックにリンゴが参加している声の嗄れていないDark Horseやクリスマス企画で録音された声の嗄れていないDing Dong, Ding Dongなんかも収録されたらなぁ、なんて欲をかいてしまいます(笑)。

DVDはとにかくもう一声~!
という気持ちでいっぱいです。

そんなことはさておき、発売が楽しみです!
2014年9月22日、発売です!
延期になりませんように!

それでは、また!

2014年8月30日土曜日

The Band 「The Last Waltz Celebration 1976 2nd Edition」

数年前にJohannaから発売されたブートです。
オリジナルは1976年当時のコンサート会場で配布されたポスターと同デザインのポストカード付きで¥5000くらいだったはずです。
写真の物は2nd Editionなのでポストカードは付いてません(笑)。

3DVD-Rで¥5000というのがバカらしくて買わなかったのですが、今年?この2nd Editionが発売されたようなので西新宿の某中古CD DVD専門店で購入しました。
¥2880という安さです!

内容は文句無しです!
もう映像を編集した方に直接会いに行ってお礼をしたいです!
「ありがとうございます!
細かい編集作業、お疲れ様でした!」

収録時間は約280分!
映画に使われたシーンとBill Grahamのコレクションテープを巧みに繋いであって音ズレ等のストレス無く楽しむことが出来ます!
もちろん曲順も時系列に並べてあります!
しかも音源はオーバーダヴィング等が施される前の完全なるネイキッドです!
しかもサウンドボード音源なので高音質です!
(終盤の数曲のみBill Grahamのテープが切れたため、オフィシャル音源が使用されています。)
しかしながら、Don't Do Itはオフィシャルでは聴けない6分強の最長版が収録されています!
(ホーンセクションがオーバーダヴィングされていますが。)

これだけのクオリティならプレスで出しても問題なかった思うのですがね!

コンサートや曲についての裏話が由緒で画面に表示されるのでこのDVDを見てWikipediaをちょこっと読めばこの日の裏話はほとんど分かってしまいます。

Neil Youngの鼻に悪い粉が付いていたのをビデオやDVDでは修正で消されているというのは有名な話です(笑)。

さてさて、長々と書いてきましたが本当に充実した内容のブートです。
しかも値段も安いと来た!
オススメです!
それでは、また。

2014年8月20日水曜日

The Ventures Japan Tour 2014

こんばんは。
久々の更新です(笑)!

つい先日、The Venturesのライブを見てきました!
やっぱり夏はベンチャーズです(笑)!
笑っちゃいかんよ、君~!

最近は懐メロバンドのドサ回りみたいになってしまっているのが残念なくらい楽しいライブでしたよ。
ちゃんとベースも叩いてましたし(笑)。
前回見たのが数年前なのですが、その時よりも格段に魅せ方がレベルアップしてるのが分かりました。
あの年になってもまだまだレベルアップしてることに驚きでした。

というわけで、ちょこっとライブの雰囲気を書いていきたいと思います。

開演時間になっても席は半分程度しか埋まってませんでした。
地方だとそんなものなのかもしれませんね。

1曲目はPipelineから始まったのですが、私の感想は
「あ~、何か聴いたことある曲だなぁ、あっ、Pipelineだ!ん!?あっ!そういえばベンチャーズを見に来たんだった!」
というような具合にベンチャーズを見に来てるということを全く自覚していませんでした(笑)。

世界中のベンチャーズファンの皆様、大変申し訳ございません。
でも私だってサイン入りの写真を買う位のファンなのです。
えっ?そんなのは当たり前?
はい、おっしゃる通りでございます。

とまぁ、こんな感じでライブが幕を開けたわけです。

特筆する必要も無い(セットリストを正確に覚えていないというのもありますが(笑)。)位にヒット曲が続きました。
後で追記するかもしれません。

びっくりしたのですが、Don Wilsonがボーカルをとったのです!
最近のベンチャーズは歌も歌うのですね(笑)。
え?もしかして有名?
そんなことはないですよね?

45分ほどでDon Wilsonが「チョットキュウケイ。」と言って15分の休憩をはさみました。
ここまでが第一部です。

休憩中のサウンドチェックでもDon Wilsonのタッチと思われるギターの音が聴こえました。
あの音は間違いないと思います。

第二部の頭の数曲はなんと!
アコースティックでした!
Gerry Mcgeeのクラシックギターがいい音でした。
おそらくピエゾだと思われます。
実はピエゾピックアップを通したクラシックギターの音は大嫌いなのですが、びっくりする位のいい音でした。
そのかわりに?Don Wilsonのアコースティックギターの音は最低でした。
音も小さい上に、ピエゾ特有のペケペケペシペシな音でした。
それがとても残念でした。
Gerry Mcgeeがちょこっと弾いたブルース、カッコよかったなぁ。

途中でまたエレキに持ち帰るのですが、またしても説明不要なヒット曲が続きます。
セットリスト、覚えてなくて本当にすみません。

Walk Don't RunやDiamond Headはやってたのですが・・・。
そんなこと言われなくてもわかる!
はい、ごもっともでございます。
ちゃんと後でCD-Rに焼いて確認しますから許して下さい。

!?

朝日の当たる家をやりました。
Gerry Mcgeeのギターソロ、やはり冴えてました!
流石は元Delaney & Bonnieのギタリストです!
客席まで出てくるんですもの~!
カッコいいったらないです!
でも前の方の席だったので後ろに行ったりするともう見えないのです。
しかも中央付近だったので同じラインに来ても全然見えないのです。
贅沢な悩みです(笑)。

びっくりしたのですが、Green Onionsをやりました!
Gerry McgeeはSteve Cropperのフレージングを意識しながら弾いていたような印象でした。

そういえば2部ではGerry Mcgeeも一曲歌いましたよ。

最後はCaravanで終わりました。
これはもう説明不要ですね。
そればっかりだね、君~!
ドラ息子がベースを叩きました。
ドラ息子が電子ドラムで客席まで降りて来てお客にちょこっと叩かせてました。
リズム感の無い方に当たると、そそくさと移動してましたが、リズム感のある方に当たるとその方のところにしばらくいました(笑)。
とまぁ、こんな感じです。

Don Wilsonのバッキング、キレてました。
カッコよかったです!
昔はテケテケなんて言われていた例の音なんてスゴいですよ。
ガーガシャガシャガシャ!
その音だけでやられてしまいます。
(昔だってテケテケなんかじゃないのです。ドゥードゥクドゥクドゥクなのです。)

Gerry Mcgee、流石です。
あなたのギターを聴くためにベンチャーズを見に行ってもいいと思いました。
(ベンチャーズファンの皆様、大変申し訳ございません。)
彼のベンチャーズとしてではない演奏が聴きたいです!

Bob Spalding、ベーシストです。
アコースティックセットでのアップライトベース?(もうちょっとボディがありました。)カッコよかったです!
でも、Diamond Head等の数曲でGerry Mcgeeからギタリストの座を奪わないで、お願いします。

ドラ息子、ドラムもそうですけど、日本語がスゴく上手かったです。
「新発売」
「新しい」
等、とても日本語的な発音でした(笑)。

まとめます!

やはり懐メロバンドのドサ回り感は少なからずありますが、歌を歌ったりアコースティックセットを組み込んだりで今までのベンチャーズとは違う。
という印象を受けました。
でも変わらないベンチャーズを求めている客層の方が多いと思います。
本人達が楽しんでいるかは分かりませんが、変化のあった今回のライブの方が楽しかったです。
また見に行きたいと思いました。

ベンチャーズ、懐メロバンドなんかじゃないですよ。
騙されたと思って見に行ってみて下さい!

それでは、また。
セットリスト、追記するつもりです。すみません。

2014年8月5日火曜日

Taj Mahal 「Taj Mahal」

1967年に発売されたTaj Mahalの1stアルバム。
Taj Mahalの公式サイトでは1968年となっていますが、CDのクレジットでは1967年と書いてあります。
どちらが正しいのでしょう?

1 Leaving Trunk

2 Statesboro Blues

3 Checkin' Up On My Baby

4 Everybody's Got To Change Sometime

5 E Z Rider

6 Dust My Broom

7 Diving Duck Blues

8 The Celebrated Walkin' Blues

Duane Allmanがこのアルバムに収録されたStatesboro Bluesを聴いたことによってAllmansによる熱演が生まれたというのは周知のことです。

Jesse Ed Davis独特のギターが全体を通していい味を出してます。
あのチョーキング、ビブラートのニュアンスはちょっとやそっとじゃ真似出来ません。
どんな速弾きよりも難しいと思います。

躍動感溢れるシャッフル系の曲が多く収められていますが、最後は「ど」ブルースで終わるというのがまた堪りません。
基本的に8曲しか収録されていないというのもありますが、もっと聴かせてくれ~!と思わせる終わり方をするニクいアルバムです。

ロックファンは必聴です!
それでは、また。